新型コロナウィルスの感染拡大に伴う数々の制約と、「ニューノーマル」と呼ばれる新しい生活様式を受け入れながら、多くの区民、事業者が困難な時期を過ごしています。そこで渋谷区は、「ニューノーマルを、渋谷から発信。」というスローガンのもと、官民連携のオープンイノベーションでこの新しい社会課題を解決するため、困難をチャンスに変え、社会を豊かにするテクノロジーやソリューションを、スタートアップ、大学、研究機関の皆さんから広く募っています。TOPICS記事でご紹介したとおり、昨年2020年6月に実施した第1回の公募では、12のプロジェクトが採択されました。
以来、PoC実施の会場など、パートナーと調整しながら採択プロジェクトの実証実験の準備を進めていますが(一部は実施済み)、2021年3月2日に経済産業省が主催した、渋谷区全体をひとつのラボ(実験室)として捉えたオープンイノベーション実証イベント「NEW NORMAL LAB 渋谷」に複数のプロジェクトが参加しました。
以下に、パートナーや渋谷区内の施設(カッコ内)の支援のもと、「NEW NORMAL LAB 渋谷」に参加したプロジェクトをご紹介します:
渋谷区の先進的な取り組みに賛同して名乗りを上げていただいたスタートアップのプロジェクトが、このように社会実装に向けて着実にステージを進め、渋谷区にお勤めあるいはお住まいの皆さんの目に触れる機会が持てたことを嬉しく思います。
官民連携オープンイノベーション「Innovation for New Normal from Shibuya」では、参加プロジェクトを引き続き募集中です。より良い社会をつくるためのアイデアやソリューションをお持ちで、こうした取り組みに参加したいと思われるスタートアップは、「Innovation for New Normal from Shibuya」公式サイトの「エントリー」セクションからぜひご応募ください(応募にはサイトに登録する必要があります)。
2021年3月現在、特に福祉と環境政策分野における以下のソリューションを募集中です:
福祉
・ 高齢者がスマートフォンを活用することにより、健康増進や安全安心の確保が図れるサービス
・ スマートフォンをあまり利用しない高齢者が毎日使いたくなるようなサービス
環境政策
・ 蓄電池などで溜めた再生可能エネルギーを、近隣の住民や事業者が瞬時に有効活用しあう仕組みの構築とその運用
・ 再生可能エネルギーを核とした脱炭素社会の実現に向けた技術や解決方法
・ 生物多様性の保全に向けた野生生物の生息調査や、その調査方法