Shibuya Startup Support(以下、SSS)は、2024年11月21日から11月23日にかけて台北で行われた台湾最大のスタートアップイベント「Meet Taipei」へ参加しました。渋谷から世界に成長するスタートアップを認定・支援する制度「S-Startups」や、スタートアップビザを活用して日本市場に挑戦する海外スタートアップの計3社と共に、ブース出展及びサイドイベントへの参加を実施しました。
Meet Taipeiのブースにて(写真:渋谷区)
「Meet Taipei 2024」
「Meet Taipei 2024」では、「TAIWAN +1」という、人工知能(AI)応用(AI+1)、ディープテック(Tech+1)、国際化(Global+1)の3つの側面から、台湾の国際的な地位を探ることをテーマに、AI、ディープテック、グローバルパートナーシップに焦点が当てられ、460以上のスタートアップが18カ国から参加していました。
・Yokaizen:マンガコンテンツとAIを活用し、心の健康をサポートするアプリを開発。
・Hello World:日本国内にいながら海外短期留学と同等の教育機会を提供する『まちなか留学』や『WorldClassroom』などのサービスを展開。
・Adora:子どもを守るAIアプリ「コドマモ」を提供。子どもがスマホで危険なチャットや自撮りをするとAIが検知し、保護者に通知する機能をはじめとし、スクリーンタイムの管理、リアルタイムでの子どもの位置確認、ながらスマホの防止など、多様な機能を搭載。
登壇する渋谷区の田坂氏(写真:渋谷区)
「Sustainable Impact Forum」
「Meet Taipei」2日目に開催された「Sustainable Impact Forum」のトークセッションでは、SSSの田坂が登壇し、渋谷区におけるインパクト系スタートアップの現状や支援体制についてシェアしました。また、このセッションでは、Sustainable Impact Capitalの共同創業者であり、インパクト投資の第一人者であるSteve Lin氏やSeattle Angel Conference創業者のJohn Sechrest氏も参加し、それぞれの視点から渋谷やアジアにおけるスタートアップ支援の可能性についてに議論を交わしました。
イベント登壇時の様子(写真:渋谷区)
パネルディスカッション「Fostering Collaboration through Corporate Innovation」
SSS田坂が、CDIB Capital InnovationアドバイザーのRyan Kuo氏、21st Financial Technology CEOのAllan Chou氏、DCI PartnersディレクターのLingLing Liu氏、みずほキャピタルのMasa Naito氏と共に、日本と台湾のスタートアップエコシステム連携について議論しました。
田坂は渋谷区の行政担当者として、海外企業が日本でビジネスを行う際に直面する規制上の障壁や文化の違いなどの課題、そしてそれらの解決に向けた渋谷区の取り組みを紹介しました。その一例として、多くのグローバル人材が渋谷でビジネスを展開できるよう導入を計画している『エンジェル投資家ビザ』にも言及しました。
登壇時の様子(写真:渋谷区)
「CEO Roundtable」
「Meet Taipei」3日目には、台湾のインキュベーション組織Garage +とコラボで「CEO Roundtable」 が開催されました。SSSを代表して中嶋と松崎が登壇し、2025年2月に渋谷区で同時多発的に開催予定のテクノロジーとアートの融合イベント「DIG Shibuya」や、今後渋谷区のスタートアップ支援の一環として始まる「エンジェル投資家ビザ」についてピッチをしました。また、2025年に3月に東京にて行われるグローバルスタートアップカンファレンス「Takeoff Tokyo」がカンファレンスのコンテンツやビジョンなどをピッチしました。
ピッチの後、ネットワーキングも行われ、日本と台湾の他、香港やタイなどのスタートアップや投資家と新たなビジネスの連携や協力の可能性について意見交換が行われ、渋谷区とアジア諸国のスタートアップエコシステムの更なる発展に向けた第一歩となりました。
AiSalon Taiwanにて登壇の様子(写真:AiSalon Taiwan)
AiSalon Taiwanと台湾政府主催イベントへの参加
「Meet Taipei」直前に開催された「AiSalon Taiwan」に参加し、SSSとしてスタートアップビザの取り組みを紹介しました。イベントでは、台湾のテックスタートアップが日本市場を含むグローバル展開を目指す際の課題や成功事例が議論され、特に Appier の東京証券取引所上場(2021年)の事例を通じて、日本市場の可能性が改めて注目されました。
また、台湾経済部中小及新創企業署が主催する「2024 International Networking Year-End Party」では、日本から東北大学、CIC Tokyo、福岡市などとともに SSS の活動を紹介しました。このイベントは、日本と台湾のスタートアップエコシステムの連携を一層深める貴重な機会となりました。
引き続きSSSとして、台湾との連携を強化しながら、海外スタートアップへの日本進出をサポートしてまいります。クリエイティブ関連のスタートアップの方で日本進出やSSSとのコラボレーションに興味のある方、ぜひご連絡ください。日本進出やSSSとのコラボレーションに興味のある方、ぜひご連絡ください。今後開催するイベントやセミナーはソーシャルメディアにて公開いたしますので、ぜひフォローをお願いいたします。
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